リジッドデニム愛好家にとって最初に頭を悩ますのはファーストウォッシュをどうするかではないでしょうか。
リジッドデニムの醍醐味である、自分だけの色落ちを求めて購入する方も多いはず!
愛着を持って育てると決心し購入したはいいけれど、
- リジッドデニムってどのタイミングで洗濯したらいいのか?
- 洗濯の仕方は?
- 洗濯したら縮むのか?
などなど、悩みの種は尽きないですよね。
今回昨年の年始に購入したHERILLのデニムでファーストウォッシュのタイミングをしたので、徹底解説していきます。
HERILLのデニムについて
今回用意したのは2021年の年始に購入したHERILLのデニム。
こちらの色違いのアイテムです。
15OZ(オンス)の少し厚手のデニムで、前面に入ったタックのおかげでどこかクラシックなこの1本。
私が会社員のため、着用できるのは基本的に土日がメインになりますが1年間愛着を持って履いてきた1本です。
1年着用し、それなりに身体の形に合った形の変化が出てきたので1年経った2022年年始にファーストウォッシュ敢行です!
リジッドデニムの洗濯の仕方
リジッドデニムの洗濯について詳しく解説します。
私の場合、特に難しいこともせず普通に洗濯機で洗っていますが、いくつか注意したほうがいいと考える点がいくつかありますのでポイントを絞って解説します。
リジッドデニムファーストウォッシュのタイミングについて
まず最初に悩むのはどのタイミングでリジッドデニムを最初の洗濯をするかです。
いくらデニムといえど生地に汚れが溜まった状態が続いてしまうと、そこから生地の劣化が始まり、行き着くのはデニムの寿命が極端に短くなること。
ここだけはなんとしても避けなければなりません。
中には激しい色落ちを求めるあまり、デニムからかぐわしい香りがするまで洗わない猛者もいますが私はどちらかというと反対派。
適切な時期に洗ってあげましょう。
私が考えるおすすめの洗濯タイミングは
デニムの履きジワが毎回同じ箇所にでき、どこかしらに経年変化による色落ちが見らたタイミング。
これがベストのタイミングと考えます。
ここまでくると、シワの形が定着し、色落ち部は部分的に糊が取れている状態となり、すでに色落ちのきっかけができているので、濃淡が出る準備ができています。
なのでリジッドデニムの洗濯を考える際は1つの基準として、デニムがここまで育っているか確認してもらうと最終的な仕上がりがうまくいきます。
今回のHERILLのデニムの場合は洗濯前はこんな感じ。
(足が短いとかは言わないでw)
前ポケットのシワ、左膝あたりの斜めシワがいい感じに入ってきています。
また、画像では分かりにくいですが裾のあたりはところどころ色落ちしており、ファーストウォッシュの条件を満たした状態までキレイに育ってくれました!
洗濯機に入れる前の前処理
さあ早速洗濯機に!
、、、その前に大事な工程が1つあります。
その名も糊落とし!
リジッドデニムは生地に糊がついた状態で履き込みをスタートするのですが、洗濯のことを考えるとこの糊がやっかい。
糊が残った状態で洗濯すると、糊がキレイに取れた箇所と取れていない箇所でムラが発生し、想定した色落ちを阻害する恐れがあります。
糊落としの方法は超簡単。
桶に40度くらいのお湯を張って30分ほどつけ置きするだけ!
糊は基本的に水溶性ですが、溶け残りが怖いので、お湯を使うのがポイントです。
実際私が行った時は、大きめの桶がなかったので、30Lのポリ袋で対応しました!
糊と一緒にインディゴ色が溶け出して、水の色が変わってるのが分かります。
1つ注意点は浴槽では絶対にしないでください!
インディゴの色味が浴槽に着いてしまうとなかなか取れなくなってしまいます。
学生時代実家で浴槽で糊落としをしたことが原因でおかんにバチバチに怒られたことがあるので、ご注意を。
いざ洗濯機へ
糊落としが終わればようやく洗濯機に投入です。
洗濯機に入れる前の3ポイントアドバイスとしては、
- デニムの表裏をひっくり返す。
- チャック、ボタン類は全て止める。
- ネットに入れる。
この3点は是非守ってほしいです。
洗濯時は洗濯槽の中ではあらゆる方向から水流が押し寄せ力をかけることで汚れを落とします。
そのため、この3点をしていないと変な方向に伸びてしまったり、生地どうしのぶつかりによって想定しない色落ちが起きたりと残念な結果に仕上がるリスクがあります。
意外と見落としやすいポイントなので要チェックです!
あ、あと当然のことですが色移りして困るものとは一緒に洗ってはダメですよ!
洗濯機の設定に関しては特にいじらなくてOKです。
また、1年履き続けたので衛生面を考え、洗剤、柔軟剤は普通に入れて洗濯します!
洗濯後の仕上がりは?
長かったですがここまでの工程を経てファーストウォッシュがようやく完了です。
あとは乾くのを待つばかり、、。
冬場に洗濯したらマジで乾かないですね、、w
で、乾いた状態がこちら!(せっかくなのでビフォーアフターで)
洗濯前は糊の影響でパキッとした、光沢のある仕上がりでしたが、洗濯後は糊がキレイに取れて少しくたっとした風合いが良いですね。
心なしかウェストが縮んだような、、?
詳しく見ていきましょう。
縮みの発生
まずは洗濯によってどれくらい縮んだのか見てみましょう。
洗濯前 | 洗濯後 | 差 | |
ウェスト | 78 | 76 | 2 |
総丈 | 97 | 96 | 1 |
股下 | 67 | 64 | 3 |
裾幅 | 23.5 | 23 | 0.5 |
※素人採寸のため誤差はすみません。
けっこうしっかり目に縮みんでるのが分かります。
特にウェストはゆとりがありましたが、今はかなりジャスト目です。
もう1サイズダウンしていたら確実に入らなくなっていたので危なかった💦
リジッドデニムはやはり縮むものとして履き出す必要がありますね。
風合いの変化
最後に風合いの変化を見ていきましょう。
フロント部のアップで比較していきます。
前述の通り、洗濯前は糊が効いていて生地にツヤ感があり、クリーンな印象がありますね。
ポケット部のシワがいい感じに入っており、これから育っていくのが楽しみな仕上がりになっています。
対し、洗濯後は糊が取れてコットンの柔らかい毛羽だった風合いが抜群です!
洗濯による縮みの影響でウェストあたりが少しシェイプしているのが分かります。
画像ではポケット部のシワが消えてしまったように見えますが、履いてみると全然そんなこともなくしっかりと同じ箇所にシワが刻まれています。
これからさらに履き込むことでどんな色落ちをしていくのか楽しみです!
まとめ
ということでHEILLのリジッドデニムを使ってファーストウォッシュについて解説していきました。
私なりの洗濯するタイミングの見極めや洗濯方法を書いていきましたので、悩まれていた方の参考になれば幸いです。
次はセカンドウォッシュをいつするか、しばらく履き込んでから考えたいと思います。
皆さんも良きジーンズライフを!
それではまた、のっちナナオでした。
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